ピーカン

ピーカン

■脂肪分たっぷりのバターの木、ピーカン

クルミ科の落葉高木で、ペカン、ペカンヒッコリーなどとも呼ばれています。アメリカ中西部からメキシコ東部が原産で、アメリカ合衆国テキサス州の州木として親しまれています。脂肪分の多いナッツが取れることから、「バターの木」と呼ばれています。

自然分布から外れたニューメキシコ州南部やテキサス州西部の乾燥地帯でも栽培されていて、日本には大正時代の初期に輸入されました。

生産量は少ないですが日本各地でも栽培され、東京都神代植物公園にはピーカンの木があります。

■ピーカンの旬

長さ約4センチほどの長楕円形の実が、9~10月に成熟して果肉が裂け、薄い殻に包まれた種子が落下します。殻を手で割って、この中の胚乳が食用になります。

■ピーカンの成分

ピーカンは他のナッツの中でも脂肪の割合が多く、その量は全体の約72%。この脂質の多さはクルミやピーナッツを遥かに上回る量で、マカダミアナッツとほぼ同じ割合になります。

カリウム、ナトリウム、リン、マグネシウム、鉄、ビタミンB1、B2、カロチン、ナイアシンなど。含まれるビタミンやミネラルの数は19種類以上と多く、コレステロールを下げるオレイン酸やビタミンEなどが豊富の無添加健康食品です。なんとこれ5粒で、亜鉛の1日必要摂取量を補えてしまうという体にとても良いナッツなのです。

■ピーカンの効能

豊富なミネラルを含むため、免疫力を上げてアンチエイジングの効果が期待出来ます。また、がんや心筋梗塞、動脈硬化や心血管疾患の予防にも効果があり、代表的な生活習慣病の抑制が出来るのではと注目されています。

■美味しい食べ方

生はもちろん軽く炒って酒の肴に、サラダに加えたり、炒め物に加えたりと幅広く使えます。

お菓子作りの材料としても利用され、クッキーやケーキなどに加えられたりします。ペカンパイなどはその代表で、ナッツをチョコレートやキャラメルで包んだお菓子なんかも人気です。クルミに似た味わいでありながら苦味が少なく、クルミの代わりにピーカンを使えば高い栄養素が摂れるお得な食材です。

油分が多いので搾油されることもあり、搾れた油は植物油として用いられます。