松の実

松の実

■松の実とは

松の実は、マツ科マツ属の植物の種子の胚乳の部分で食用となっています。

「松の実」というよりは、「松ぼっくり」と言う方がしっくりくるでしょう。

松ぼっくりのあのとげとげしたものを食べるのではなく、中にある小さな実を食用として食べるのです。

中国では仙人が食べるものとされていました。特に薬膳料理として家庭の食卓に並ぶようになりました。

■旬の時期

松の実の旬の時期は、9月から2月と長い期間になっています。

■松の実の栄養成分

松の実の70%は脂肪分でできているが、その油脂は不飽和脂肪酸です。

質のいい植物性脂肪でビノレン酸というめずらしい脂肪酸です。

ビノレン酸は、五葉松の種子にしか存在せず、解熱、鎮痛、抗炎症作用があります。

食用油に含まれているため、過剰摂取になりやすい傾向にあります。

そして残りの30%はたんぱく質とミネラルで構成されています。

たんぱく質の30%はナッツの中でもトップクラスにあります。

成分として他にもマグネシウムや亜鉛が豊富に含まれています。

■松の実の効能

ビノレン酸の効用としてアトピーやかゆみを抑えたり、食欲を抑制するホルモンの分泌を促したり、柔軟性を高めて高血圧を予防するといった効果があります。

ダイエットを試みる人、アレルギー体質の人、高血圧の人の強い味方になってくれます。

そしてリノール酸は代謝を抑制する効果があります。

その他にも目の疲労を改善してくれたり、生活習慣病を予防する効果もあります。

漢方薬としては、海松子などと呼び、体を温める性質があり、気を補い、肌を潤し、咳を鎮め、内蔵機能を調節、脳を活性化するという効果があります。

なので高齢者や虚弱体質の人には薬膳として食べることを勧める場合があります。

■松の実の形や色の特徴

松の実は黄色くとがった楕円形のようなかたちをしています。

■代表的なレシピ

松の実は味にクセがなく、歯ごたえもナッツ類にしては柔らかめなのでスイーツに使われることが多いが、みそ漬けなどにして使う場合もあります。